岩手県指定有形文化財 木造薬師如来坐像

県指定 木造薬師如来坐像(平安時代後期様式)

奥州藤原氏の時代にゆかりある仏像で、昭和30年7月5日に岩手県指定有形文化財に指定されています。
本像は、像高85.8cmの寄木造、漆箔仕上げで、昭和60年に花巻市の仏師により修復が行われています。その際、胎内から発見された墨書には、「この像は慈覚大師によって造られたもので、天保14年(1843)に修理がなされた」ということが記載されていました。後世の修理により、多少原形が損なわれているものの、柔和な面相や均整のとれた体、流麗な衣紋など、平安時代後期の様式を呈する、貴重な資料です。
本像を所有する願成寺は、奥州市水沢区に所在する正法寺の第二世月泉和尚の弟子にあたる梅栄元香和尚により、至徳2年(1385)に開山された古刹です。本像は、願成寺創立以前より、薬師沢に所在した愛宕神社参道入口付近の薬師堂境内に安置されていたといわれています。寛政年間(1789~1801)には、願成寺別当が追放されたため、代わりに釣山八幡社の別当文殊院がその職を兼務していましたが、明治5年の神仏分離令により薬師堂は撤去され、現在の願成寺に移されました。
(参考文献:「一関の文化財」18頁)

所在地 一関市釣山   所有・管理者  願成寺
連絡先 一関市教育委員会文化財課
電話 0191-26-0820
FAX 0191-21-5770
電子メール bunka@city.ichinoseki.iwate.jp
交通アクセス(JR) 一ノ関駅から徒歩20分
交通アクセス(車) 東北自動車道一関ICから40分
駐車場 駐車場有

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