モデルコース

藤原文化モデルコース おすすめAコースのご案内

世界遺産平泉を支えた周辺に残る文化に触れるコース

  1. 8:30

    宿泊地(一関市内又は平泉町内)

  2. 9:00~10:00(1時間)

    骨寺村荘園遺跡

    当時の平泉の功労者の一人である「自在坊蓮光」ゆかりの厳美町本寺地区は、その昔「骨寺村」と呼ばれており、国指定重要文化財「陸奥国骨寺絵図」にほぼ近い形で、現在も中世社会の荘園の面影をとどめています。骨寺村荘園遺跡は奥州藤原氏ゆかりの荘園遺跡で、美しい農村の風景が各地で失われる現在に、伝統的な農村の景観が維持されている数少ない場所として、注目を集めています。
    中世以来変わらぬ地を、骨寺村荘園交流館「若神子亭」のシアターで体験できます。

  3. 10:20~10:50(30分)

    達谷窟毘沙門堂

    坂上田村麻呂が征夷の記念に毘沙門天を祀った岩窟で、懸崖造りの毘沙門堂は、火災のたびに建て直されてきました。
    平安時代造像の丈六不動明王像(県指定文化財)や敷地奥にある北限の岩面大佛(磨崖仏)は源義家が馬上から矢じりで掘ったと言われており必見です。
    また、寺には朝廷の権力によりこの地を守ったと言われるアテルイの悲しい物語もあります。

  4. 11:05~11:45(40分)

    柳之御所遺跡

    高館の麓から北上川沿いに段丘が広がるこの一帯は、藤原清衡・基衡の屋敷跡と伝えられるとともに、政治拠点「平泉館」の跡とも推定されています。
    その敷地からは、陶製の壺や「かわらけ」、堀や塀、池や井戸など、12世紀の平泉遺跡群の中でもずば抜けた質と量の遺物、遺構が出土しており、貴重な考古資料として、柳之御所資料館で遺跡を紹介しています。
    資料館に立ち寄れば、華やかだったありし頃の平泉をより詳しく知ることができるはずです。

  5. 13:40~14:10(30分)

    矢ノ森金山・藤壺の滝

    平泉の東側と意味される東山町田河津地区にあり、採掘した金を藤原氏に奉納したと言われる金山跡です。金山坑道には電球が灯され、入坑して当時の様子を体験できます。周辺には藤原秀衡公に深い関わりがあると言われる藤壺の滝(藤)や義経が野駆の際、湯がわりに手足を洗い身を浸した湯場などの「矢ノ森八景」として見どころもいっぱいです。近くから見える束稲山の山麓は義経が乗馬の訓練に励んだとの言い伝えもあります。

  6. 14:30~15:00(30分)

    月山神社(東山)

    交通の要衝地の小高い山に設けられた急な階段を上ると、中腹には金坑道の跡、さらに上がると月山神社が鎮座します。眼下には、平安時代から続くとされる街道がまじりあい、古のロマンを感じさせます。頂上には、藤原秀衡が奉納したとものを鋳込み直したと伝えられる釣鐘があり、鐘をつくことができます。

  7. 15:20~15:40(20分)

    二十五菩薩像

     平安時代には、人が死に際すると、阿弥陀如来を中心とした二十五菩薩が、急転直下、空から舞い降りて、死者の魂を救うと考えられていました。国宝である宇治の平等院の壁に掲げられているいわゆる雲中供養菩薩たちは、まさしくそれなのです。
     平等院をみればお分かりのとおり、菩薩たちは様々な楽器を携えて、美しい音楽を奏でながら、舞い降りてきますが、それらと同様のものが、二十五菩薩堂の中に納められているのです。完全なものは残っておりませんが、平泉文化の高さを物語るものでしょう。

  8. 15:50~17:45(1時間55分)

    猊鼻渓

    日本百景のひとつで、一関が誇る観光名所です。砂鉄川が石灰岩を浸食してできた約2kmの渓谷で、およそ100mの断崖が両側にそびえ、そそり立つ岩の間を澄んだ水がゆったりと流れる渓谷が旅情をかきたてます。
    舟下りはオールシーズンで運行しており、春は藤の花、夏は新緑がつくる涼を求めて、秋は紅葉、冬は水墨画の世界を「木流し鍋」を楽しみながら、四季の風情が堪能できます。冬期(11/11〜3/31)までは最終便が15:00または15:30となります。

  9. 18:30

    JR一ノ関駅 着